こんにちは! 新谷です。
12月はめまぐるしく、あっという間に過ぎて、気がつけばもう年末。
そして新年も目前ですね。
皆様新年の準備はお済みでしょうか。

さて、今回は先月導入したUVプリンター、その試作第四弾と称しまして
2点ほどご紹介したいと思います。
なお前回までの試作はコチラ。クリックすると別窓で開きます。
第1弾 第2弾 第3弾

印刷する素材は2点ともプラスチック。
プラスチックはすでに試作では取り上げた素材ですが、
今回はただ単純に「インクを乗せたり」「平らな面に印刷する」こと以外に
焦点を当てた試作となりました。

では早速試作第9弾。
UV試作9
こちらはCDケースの裏面ですね。
白色の平面への印刷ではありますが、
少々ざらりとした表面に、CDをはめ込むための穴が空いております。
ですが穴や表面の質感に左右されることなく、鮮明な印刷をする事ができました!

続いて試作第10弾。

UV試作10おもて
こちらは名刺ケースの「ふた」ですね。
透明でつるりとした質感のプラスチックケースですが、
文字や図柄で表面に凹凸ができていますが、
凹凸は物ともせず、猫の毛の細かな質感まで表現出来ております。
でこぼこした面への問題はなさそうですが、懸念が一つ。
先ほどのCDケースはもともと表面が白く
そのままインクを乗せても問題はありませんでしたが、
このケースのように透明な素材へ直に印刷すると、
インクが透けてしまうのかも、と
少々不安が残るような。
けれどもそんな心配は無用でした!
その秘密は蓋の裏面から図柄を見るとよくわかります。

UV試作10

表から図柄を見た時より、パステル調というか、
少し色が白っぽくなっていることと思います。
そうです、この白が鮮明な印刷に一役買っているのです。
その仕組みは……

insatu

こんな感じで、印刷したい図柄の下に白インクを敷くことで
白い紙に印刷したときのような発色を得ることができるのです。
クリアケースなど、透明な素材へそのまま印刷を行うと、
図柄のフィルムを貼付けたような質感になってしまいます。
それを防ぐために、先に白いインクを敷くのですね。

 

さて、今年のご紹介は次の試作記事で書き納めとなりますが
試作は鋭意進行予定です。
来る年も新たな試作をご紹介出来るよう努めてまいります。
どうぞ、宜しくお願いいたします。

UVプリンタを用いた試作は以下のリストから御覧になれます。
これまでの試作リスト